オオスズメバチについて徹底解説、注意すべき点について

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オオスズメバチとは?

オオスズメバチとは、その名の通りスズメバチの中で最大の大きさを誇る種類です。その大きさは世界一と言われています。オオスズメバチは大きさだけでなく、攻撃性・毒性も非常に高く、世界的に恐れられる危険な蜂として世界的に有名な種類です。

オオスズメバチは中国由来の蜂で日本全国に生息しているため、日本にいれば誰もが遭遇する可能性があります。そのため、遭遇しても攻撃されないようにオオスズメバチについて知っておきましょう!

オオスズメバチの外見的特徴

オオスズメバチはスズメバチの中で最大の大きさを誇り、女王蜂の体長は4~4.5cm、働き蜂と雄蜂が2.7~3cmです。女王蜂は大きいものでは5cmになるものもいます。体色は全体的にオレンジ寄りで、胸部は黒く、腹部はオレンジと黒の縞模様が特徴的です。

オオスズメバチの生態

生息地・分布地

オオスズメバチは中国由来の蜂で、日本には北海道~九州までと幅広く分布しています。南限は鹿児島に属する屋久島、種子島です。生息地としては自然の多い平地から低山地の人目につかない場所を好む傾向があるので、都市部や市街地では見かけることは少ないですが、自然が多い場所が近くにある場合は注意が必要です。

性格

オオスズメバチは非常に獰猛で気性が荒い性格をしています。他のスズメバチよりも縄張り意識が強く音に敏感という特徴があり、巣に近づいてくる足音や物音を察知したら巣から飛び出して巣に近づかないよう警告や威嚇行動を行い、巣を守ります。さらに、エサ場に近づいただけでも攻撃されてしまうほどの高い縄張り意識を持っています。これらの行動はすべて防衛本能によるものなので、必要以上に近づかなければ攻撃されることはありません。

警告、威嚇、攻撃

オオスズメバチは攻撃の前に警告行動と威嚇行動を行います。人の近くで羽音を立てながらホバリングする警告行動、大きなアゴをカチカチ鳴らす威嚇行動があります。これらの行動が見られたら、落ち着いて来た道を戻るようにしてください。立ち止まってしまうと警告と威嚇を無視したと判断され、攻撃されてしまいます。オオスズメバチの攻撃は刺すだけでなく、大きなアゴで噛みつき離さないので攻撃されてしまうと非常に危険です。

毒性

毒の量は他の蜂よりも多く、1.1mgあります。毒液が続く限り何度も攻撃するので、一度刺されると非常に危険です。刺すだけでなく、毒を霧のように撒き散らす攻撃も行い、目に毒が入ってしまうと激痛がはしり最悪の場合、失明してしまうこともあります。毒の中には警戒フェロモンが含まれていて、仲間に敵の接近を知らせ、大量のオオスズメバチに襲われる恐れもあり、危険です。また、アナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合は死亡してしまうケースもあります。

食性

幼虫時代は、働き蜂が取ってきた蝶や蛾の幼虫を食べます。時にはセミやコガネムシ、カマキリなどの大きい昆虫を狩って、大きなアゴで噛み砕き肉団子にして幼虫に与えます。また、餌がなくなる秋口には他のスズメバチやミツバチの巣を襲い、蜂の幼虫をもエサにします。

成虫になると、胸部と腹部の間にくびれができてしまうので固形物を食べられなくなり、幼虫が出す栄養液をエサとして食べます。幼虫が出す唾液には、タンパク質や糖などの高い栄養価が含まれているため、成虫のスタミナ源になっています。幼虫の栄養液だけで足りない場合は花の蜜や樹液などから栄養を補給します。

天敵

昆虫界最強のオオスズメバチにも天敵は存在しています。蜂を専門的に食べる「ハチクマ」という猛禽類、針が通らない分厚い皮膚を持つ「クマ」、働き蜂に寄生して生殖機能や働く本能を停止させ、巣の崩壊へと招く「ネジレバネ」という寄生虫などがいます。

遭遇しやすい場所

オオスズメバチは、自然が多く人目につかないような平地から低山地を好みため、キャンプ場や登山、ハイキングは遭遇しやすい場所です。また、巣を作る土中や樹洞などの近く、人の手が入っていない空き地、放置された木材がある場所なども注意が必要な場所になっています。人の手が加わっていない自然の多い場所が避けるようにしましょう。

オオスズメバチの一生

5月

冬眠から目覚めて女王蜂が単独で巣作りを始め、1ヶ月間は産卵と子育てを単独で行います。働き蜂の数は少なく、女王蜂も攻撃的ではない比較的、安全な時期です。

6~7月

働き蜂が羽化し始め、女王蜂は産卵のために巣にこもります。働き蜂は本格的に巣を作り始め、大きなアゴで土や樹皮を運び、独特なマーブル模様の巣が完成します。

8~9月

オオスズメバチが最も攻撃的になる危険な時期です。この時期は働き蜂の警戒心が高まり、巣に近づいただけで攻撃されてしまうほど攻撃的になっています。また、新女王蜂の誕生により大量のエサが必要となり、気が立っていたためエサ場に近づいたり、飛んでいるオオスズメバチに近づくのも危険です。

10月~

新女王蜂と雄蜂は羽化して2週間ほどで巣を離れます。巣に残された働き蜂と女王蜂は巣を作るのをやめ、冬が近づくに連れて死滅してしまいます。雄蜂は交尾をするとすぐに死んでしまい、新女王蜂だけが土中などで温かい場所で冬を越します。

オオスズメバチの巣の特徴

オオスズメバチの巣の初期段階はフラスコを逆さまにしたような形です。徐々にマーブル模様の光沢のある薄い外皮を持つ、底が抜けたボール型の巣が完成します。このマーブル模様は、枯れ木を大きなアゴで噛み砕き、繊維と唾液を混ぜて巣を作ったため、現れる模様でスズメバチの巣の最大の特徴です。出口1つで、巣盤は4〜10層、育房数は3000〜6000房もある巨大な巣になることもあります。

巣を作る場所

オオスズメバチは閉鎖空間を好むため基本的には、土中や樹洞、蛇やネズミが使わなくなった巣穴など人目につきにくく、雨風をしのげる自然の多い場所に巣を作る傾向があります。まれに住居の天井裏や床下などに巣を作ります。都市部では巣を作ることはあまりありませんが、自然に近い場所であれば巣を作ることがあります。

オオスズメバチに攻撃されないためには?

オオスズメバチは甘い香りが好きなので、香水や化粧品、整髪料などの強い匂いのものは避け、できるだけ白や白に近い色の服や帽子、バッグなど着用するようにしましょう。髪の毛が黒い場合でも白に近い色の帽子をかぶればOKです!また、オオスズメバチに遭遇したり、巣を見つけた場合には黒い部分を隠し、姿勢を低くしてゆっくりと後退し、20〜30mは距離を取りましょう。この時、走って逃げるのはNGです。蜂は動きの早いものに反応し、追いかける習性があるので、走らないで逃げてください。

まとめ

オオスズメバチは、世界で一番大きな体を持ち、高い攻撃性と強い毒性を持つ危険な蜂です。自然が多い平地から低山地に生息していることが多いので、普段の生活では遭遇することは少ないですが、キャンプやハイキング、登山などで山へ行く際は遭遇する可能性があるので、人目につかないような場所に入っていくのは危険です。また、縄張り意識も強いので、カブトムシやクワガタ取りで樹液があるところに行くときもオオスズメバチがいないか確認しながら活動しましょう。

また、弊社は福岡県全域で活動をしています。福岡県在住で蜂の巣の駆除を行いたいと考えている方はぜひ一度、弊社へご連絡ください!