スズメバチ属の活動期間と危険な時期 - 株式会社LEAP

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スズメバチ属の活動期間と危険な時期について解説します

日本に生息しているスズメバチは全部で17種類いて、その中でも3属に分けられています。体が大きく、攻撃性・威嚇性・毒性が強いとされているのが「スズメバチ属」で、日本でも被害件数が多い危険な種類となっています。

ただ、スズメバチ属の中でも性格が穏やかなものも存在しているので、すべてのスズメバチ属が危険というわけではありません。こちらから何もしなければ攻撃してくることはない種類が多いので、出会いやすい場所や危険な時期、大まかな活動期間を把握してスズメバチに刺されないようにしましょう!

スズメバチ属の活動期間と危険な時期

オオスズメバチ

 

オオスズメバチは5~11月にかけて活動します。5月中旬頃から女王蜂が巣作りと働き蜂の産卵を始め、8月~10月中旬に巣のピークを迎えます。

8~10月頃は、最も攻撃性が高まる危険な時期となり、被害件数も増える時期です。

オオスズメバチは里山や山間部に住み、木の根元や樹洞などの閉鎖空間に巣を作るため、登山やキャンプなどでは遭遇しやすいので、自然が豊かな場所では要注意です。

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         活動時期

 

 

 

 

 

 

 

 

  危険な時期

 

 

 

キイロスズメバチ

 

キイロスズメバチも5~11月頃に活動します。早いものでは4月下旬頃から女王蜂が巣作りと産卵を開始します。

巣のピークを迎える8~9月頃は、攻撃性が非常に高まり、被害も多くなる時期です。キイロスズメバチは、市街地や都会に巣を作る傾向があり、普段の生活で遭遇しやすい種類です。

もともとの性格としては気性が荒く、獰猛なので、安易に巣に近づくと攻撃されてしまうため、巣を見つけたら素早くその場から避難しましょう。

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        活動時期

 

 

 

 

 

 

 

 

 危険な時期

 

 

 


モンスズメバチ


モンスズメバチは4月下旬頃から10月にかけて活動します。

4月下旬から巣作り、産卵を始め、7~9月頃に巣のピークを迎えます。この時期は最も攻撃性が高まる危険な時期で、巣の近くを通っただけで攻撃されることもあります。

また、モンスズメバチは運動能力がたかいため、日没後も活動する珍しい種類で、夏の夜にハチを見つけたらモンスズメバチの可能性が高いです。

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        活動時期

 

 

 

 

 

 

 

 

  危険な時期

 

 

 

 

ヒメスズメバチ

 

ヒメスズメバチは、5~9月頃の約5ヶ月間の短い期間のみ活動します。

大きさは比較的大きく、オオスズメバチの次に大きいと言われています。ただ、性格はスズメバチ属の中で最もおとなしく、近寄っても攻撃されることはほぼありませんが、威嚇性は高いので安易に近寄るのはやめましょう。

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      活動時期

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  危険な時期

 

 

 

 

チャイロスズメバチ

 

チャイロスズメバチの活動期間などは5~11月で、北海道から中部地方より北に生息しています。

全体的に茶色で小型ですが、攻撃性・威嚇性・毒性が非常に高い危険な種類です。また、チャイロスズメバチはキイロスズメバチやモンスズメバチの巣を乗っ取り、自分の巣にするため、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣だと思っていてもチャイロスズメバチが住んでいることもあります。

チャイロスズメバチは地面の近くをジグザグと飛んで威嚇し、狙われると10~20mくらい追いかけられるほど高い攻撃性があります。

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         活動時期

 

 

 

 

 

 

 

   危険な時期

 

 

 

ツマグロスズメバチ


主に沖縄の宮古島以南の八重山諸島に生息している種類で、4~12月に活動します。

全体的に黒色で、お腹の一部がオレンジ色をしているのが特徴的な種類です。威嚇行動は見られませんが、攻撃性が高いので刺激しないように離れるのが無難です。

また、巣は草むらなどの低いところに作るので、巣に気づかないで近くを通ると攻撃されることもあるので、草むらには近づかないようにしましょう。

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             活動時期

 

 

 

 

 

 

  危険な時期

 

 

 

 

コガタスズメバチ

 

コガタスズメバチも、5~11月に活動します。

性格は比較的、穏やかで威嚇行動をせず、巣に近づかない限り、攻撃をしてくることはありません。見た目がオオスズメバチにそっくりで、活動期間も同じなのでオオスズメバチと間違わないようにしましょう。

都会や住宅地に巣を作るため、遭遇率は高いですが、特に何かしなければ刺されることはありません。

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          活動時期

 

 

 

 

 

 

 

    危険な時期

 

 

 

ツマアカスズメバチ


2012年に長崎県の対馬で発見された外来種で、4~12月と長い期間、活動を行います。

全体的に黒色ですが、お腹の先端のみオレンジ色をしているのが特徴な種類です。ツマアカスズメバチには、攻撃性が高く集団で人を襲うものと、比較的穏やかな性格の2タイプが存在しており、日本へ来たツマアカスズメバチは後者の比較的穏やかな性格の種類と言われています。

性格は穏やかですが、近づけば攻撃されてしまうので、見かけたらその場から素早く避難しましょう。

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             活動時期

 

 

 

 

 

 

    危険な時期

 

 

 

まとめ

スズメバチ属は、スズメバチの中でも攻撃性・威嚇性・毒性が非常に高く、性格も凶暴と言われる危険な種類です。

しかし、スズメバチ属は巣を守るために攻撃をするのであって、巣に近づかなければ刺される心配はありません。巣の最盛期を迎える7~9月頃は特に攻撃性が高まるので、危険にはなりますが、巣に近づいたりハチを刺激しなければ大丈夫です。

また、スズメバチ属は自然界では必要な存在で、人間にとっても害虫を駆除してくれる益虫でもあるため、スズメバチ属の性格や活動期間、危険な時期を把握して、スズメバチ属と上手く共存していけるよう人間側もスズメバチについてある程度、把握しておきましょう。

ただ、人間に出入りが多くスズメバチを刺激してしま、刺される可能性が高い場合には駆除も必要なことです。福岡県内で蜂の巣の駆除を行いたいと考えている方はぜひ一度、弊社へご連絡ください!